「君の名は。」はなぜ人を感動させるのか?

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※ネタバレを含みますので、ご注意ください

2016年8月26日公開の、新海誠監督の「君の名は。」
映画『君の名は。』公式サイト

観客動員数は1000万人を突破(6週連続1位)、
興行収入は130億円を超え、
邦画アニメの歴代興行収入の5位に食い込んでいる。
「君の名は。」興業収入、邦画アニメ歴代5位に 「風立ちぬ」抜く - ITmedia ビジネスオンライン
(数字は2016/10/5現在)

私は9月に入ってから観に行ったのだが、

ものすごく!!感動した!!

その勢いで、すぐさま

という勢い。
私にしては珍しく、えらくハマった。
と同時に、疑問がわき上がってきた。

なんで、こんなに感動したのだろうか?

ネットで感想などを読んでも、
「よくわからないけど感動した」
という意見が結構見られた。

なぜだ?

その理由が知りたくて、また色々本を買った。

ネットの記事もいろいろ読んだ。

再度、映画館で見直した。結局四回観た←人生最多

インプットは一通り終えたので、考えたことをまとめて、
アウトプットしておこうと思う。
読んだ人に、何かの参考になれば幸いです。

※ここで書いていることは、あくまで私の個人的な見解であり、
これが正しいとか言うつもりは全くありません。
こういう考え方もあるんだな、と読んでもらえれば幸いです。
  • どんなシーンで感動したのか?
  • キャラクターへの共感を深めるには?
    • 共感を強める要素
      1. 親近感:キャラクターと共通の思い・体験
      2. 応援したくなるキャラクター:素直さ、ひたむきさ、笑い
      3. 願望の達成:残念な思いの浄化
      4. 映像に合った音楽
    • 共感を弱める要素
      1. 「これは私じゃない」感
      2. 「そりゃないわ〜」感
  • 狙って人を感動させられるものか?
  • それでも残った謎

〜〜〜これ以降ネタバレします〜〜〜


どんなシーンで感動したのか?

私がグッとくるシーンを調べてみたら、
以下のような場面だった。

  • 口噛み酒トリップ中、回想シーンでお母さんの「ごめんなさい...」
  • 同じくトリップ中の、「そこにいちゃダメだ!三葉ーーー!」
  • トリップ後、瀧が三葉へ、最後に入れ替わるところ「生きてる...!」
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©2016「君の名は。」製作委員会(※画像は予告動画からのキャプチャです。以下同様)
  • かたわれ時
  • 三葉が転んだあとに手のひらを見るところ
  • その後三葉がお父さんと対決するところ
  • 最後に二人が出会うところ

これらを冷静に眺めてみると、単純なことに気付く。
キャラクターたちが泣いているシーンが大半なのだ。

キャラクターが笑えば、一緒に笑うし、
キャラクターが泣けば、一緒に泣く。
要は、キャラクターに感情移入しているのだ。

your_name02.png
↑このシーンは泣かないとこです

これは、別に珍しいことではない。
人間には、目の前の相手が体験していることを
自分も体験しているように感じる、
ミラーニューロンというものがあるからだ。
キャラクターが泣いていれば、グッとくるのは自然なこと。

ただ、「君の名は。」は、
登場人物への感情移入、共感がものすごく深かった
ように感じた。

それは、なぜなのだろうか?

キャラクターへの共感を深めるには?

キャラクターへの共感が強まると、
キャラクターへの感情移入の度合いも深まる。

それでは、「共感」は、
どうすると強まり、どうすると弱まるのだろうか?

自分の感情の動きを観察しながら、考えてみた。

共感を強める要素

  1. 親近感:キャラクターと共通の思い・体験
  2. 応援したくなるキャラクター:素直さ、ひたむきさ、笑い
  3. 願望の達成:残念な思いの浄化
  4. 映像に合った音楽

1. 親近感:キャラクターと共通の思い・体験

現実社会でも、出身地が同じだったり、
学校が同じだたり、趣味が同じだったりすると、
相手への親近感は一気にアップしたりする。
そしてこれは、キャラクターに対しても同じことが起きる。

例えば。
三葉は「都会に憧れる田舎育ちの女の子」
瀧は「田舎を持たない都会育ちの男の子」

三葉や瀧の想いに、
東京への憧れの気持ちを持つ人、
田舎の風景への憧れの気持ちを持つ人、
両方が共感を覚える
だろう。

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他にも、 クラスメートに嫌なことを言われ、
黙って耐えた経験がある人は、
三葉に共感しやすいだろうし、
バイトで怒られた経験がある人は、
瀧(三葉)に共感しやすいだろうし、
親に「わかってもらえない」という気持ちを持つ人は、
三葉に共感しやすいかもしれない。

三葉も瀧も、異世界に生きる勇者ではなく、
現実世界としてリアルに描写される世界に生きる、
普通の(と思える)男の子、女の子
だ。

だからこそ、共感を強める共通の思い・体験が多い
これが、三葉や瀧への共感が強くなる理由の一つだろう。

 

2. 応援したくなるキャラクター:素直さ、ひたむきさ、笑い

共感の一つの形として、「応援したくなる気持ち」がある。
がんばっている姿を見ると、応援したくなるものだ。
結果が良ければ、一緒にうれしくなるし、
結果が残念なら、一緒に残念な気持ちになる。

それでは、「応援したくなる」のはどんな存在だろう?
まず、逆に、応援したくなくなる人を考えてみる。

  • 素直じゃない。文句ばっかり
  • すぐあきらめる
  • すでにものすごく強い

とかだろうか。
それではこれをひっくり返すと、

  • 素直
  • ひたむき
  • 弱い(立ち向かうものに対して)

という感じになる。

三葉や瀧を考えてみる。
大事な目的のために、一生懸命走って、つまづいて転んで...

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気付いたら、がんばれ、と心の中で応援していた。
これもまた、共感の一つの要素なのだと思う。

この応援する気持ちというか、見守る感覚について、
新海監督は、次のように語っている。

そういう気持ちで見られる映画になっていると思うんですが、意図してそのように組み立てたわけではないんです... そういう気持ちが湧くのは、2人に幸せになってほしいと思わされるからなんでしょう... 作品のどこが「見守りたい」「応援したい」という気持ちを喚起するのか、自分ではまだよくわかりません。

引用:新海 誠Walker ウォーカームック

ちなみに、この映画には、
我々視聴者に対する新海監督からの応援メッセージが
含まれているそうだ。

今回、奥寺先輩が瀧に"君もいつかちゃんと、幸せになりなさい"というセリフがあって、 ちょっと謎めいた言葉にも聞こえるかもしれないけれど、あれはお客さんに対する僕の気持ちでもあるんですよ... 誰かの幸せを願うような作品にできたらいいなと... 日常がいつかなくなってしまうかもしれない感覚って、みんな日に日に強く抱えるようになっていると思うんですよ。でも、あと少しだけでいいからこの状態を続けていたい。好きな人と一緒にいたい。幸せって、そういう切実な想いの中で初めて見いだせるものだとも思うんです。

引用:新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

ということで、「応援したい」という気持ちが、
共感を深める一つの大事な要素なのだろう。

この共感を深める要素として、
「笑い」というのもあるようだ。
「笑い」に関して、新海監督は以下のように語っている。

瀧に対してお客さんが笑う、三葉に対してお客さんが笑うと、笑った分だけ彼らのことを好きになってくれる気がするんです。 すると後半で、「あれだけ笑わせてくれた2人が、こんなつらい目に遭ってしまうのか」と、より感情移入してくれる。 キャラクターがお客さんを笑わせるって素敵なことなんだなと、手応えを感じました。

引用:新海 誠Walker ウォーカームック

笑わせてくれる、つまり、楽しい気持ちにさせてくれる
そういう存在には、共感が深まるのだと思う。

ということで、共感の一つ形である「応援したい」という気持ちは、
キャラクターの素直さ、ひたむきさ、笑い、というような部分で
育まれるのではないかと考えた。

 

3. 願望の達成:残念な思いの浄化

生きていると、楽しいことばかりではなく、
思い通りには行かず、残念な想いをすることがある。

あのとき、ああしていればよかった...
あの人と、もっと仲良くなりたかった...
あのとき、あの人に伝えておきたかった...

そんな想いの最たるものが、
大切な人、大切な場所など、大切なものを失う、
ということだろう。

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現実では、一度失ってしまうと、二度と戻らないことも多い。
そして、失って初めて、その大きさに驚愕し、
なぜもっと大事にしなかったもだろう、と後悔する。
そして、その思いを抱え、人生を生きていく。

でも、ストーリーであれば、それを覆すことができる

キャラクターが抱えた残念な想いが救われるとき、
自分の心の中にある、似た想いも浄化され、
心が少し、軽くなる。

脳は、現実の出来事と、空想の出来事が区別できないらしい。
だから、ストーリーの中であっても、願いが叶う事によって、
現実に立ち向かう勇気をもらえるのではないか

新海監督は、インタビューで以下のように語っている。

「励まされた」みたいな意見をもらうことが多くて、自分が歳をとってきたこともあってか、ポジティブな変化を見ている人に与えたいというような気持ちが強くなってきたところに、東宝とこの作品を作ることが決まったんです...とにかく気持ちよく劇場を出てもらえる作品、劇場を出たときになにかがすこしポジティブに変わっているような作品にしたいというのがありました。

引用:ユリイカ 2016年9月号 特集=新海誠 ―『ほしのこえ』から『君の名は。』へ

この目標は、多くの人に対して見事に達せられているように思うのだが、
どうだろうか。

 

4. 映像に合った音楽

観客の心の動きをサポートする要素として、音楽がある

私はきれいな風景が好きなので、
三葉に入った瀧が御神体へ行くシーンで、
山の木々、山頂から眺める御神体、
帰りの夕日に染まる糸守湖の風景の描写に、
うわーっと心が強く動くのを感じた。

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この御神体へ行くシーンでは、
切ない感じのBGM「御神体」がかかる。

御神体
RADWIMPS
¥ 250

音楽は、単体でも心を動かす力があるが、
映像に合っているBGMがかかると、
心の動きは増幅される

RADWIMPSのインタビュー記事では、
曲の変更に合わせて、シーンを20秒延ばした
というエピソードが紹介されている。

それだけ、音楽の持つ心を動かす力を、
フルに活用した
のだろう。
ヴォーカル付きの曲が、4曲もあることからも、
このことがうかがえる。

 

共感を弱める要素

逆に、共感が弱まる要素もあるだろう。

私の考えでは、以下のようなことがあると、
共感が起こりにくい、むしろ弱まるように思える。

  1. 「これは私じゃない」感
  2. 「そりゃないわ〜」感

1. 「これは私じゃない」感

「強める要素」における、「1. 親近感」の逆。

例えば、幸せな話が好きな人は、
不幸な人が多い話は入りこみにくいし、
不幸な話が好きな人は、
幸せな人が多い話は入り込みにくい。

世界やキャラクターたちとの共通点が、
少なければ少ないほど、親近感を持ちにくくなる

のはしょうがないだろう。

2. 「そりゃないわ〜」感

フィクションであれば、作り物の世界であるのは当然。
ただ、よくできた作り物であってほしい
私としては、騙されるのは構わないので、うまく騙してほしい

君の名は。でも、細かく見ていくと、
あれ?と思うところも色々あるのだが、
「作品のつじつまを合わせるための強引さ」
が感じられないこと
が、共感から醒めないための
必要条件だろう。

例えば、三葉と瀧が3年ずれているのに出会えるのはおかしい。
でも、ユキちゃん先生が古典の授業で、事前に
「黄昏時(かたわれ時)」は、この世ならざるものとも
出会っちゃう時間帯だ
と説明していたので、
ああ、あれのことだな、と納得できる(したくなる)。

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入れ替わりが起きる理由についても、
個人的には特に説明はなくてもいい気がしたが、
隕石による災害の回避システムとして
宮水の女性に伝わる能力だと示唆されていた。

もちろん、お話なので、おかしい部分はあるが、
その違和感よりも、共感が強まる要素の方が、
はるかに勝っていた
、ということなのだろう。

逆に、違和感の方が勝るお話だと、
白けてしまい、素直に感動はできなくなる。

 

狙って人を感動させられるものか?

シンプルなエンターテインメントが作りたかったんです。僕のテーマは、思春期の人やその頃の気持ちを引きずっている人たちのコミュニケーションの問題。そこは動かせないけれど、文句なく楽しいものを目指しました。107分の上映時間の中で、1分たりとも退屈させない、サービスし尽くす映画にしたかった。

引用:新海誠監督が「君の名は。」の舞台裏を語った......「映画通に不評でも、大きな層を狙いたかった」 (1/4) - ITmedia ニュース

これまで長々と書いてきたように、「君の名を。」には、
キャラクターへの共感を深めるための様々な要素
散りばめられている。

それは、私の考えでは、

  • 親近感
  • 応援したくなるキャラクター、
  • 願望の達成
  • 映像に合った音楽

というような要素が、
キャラクターへの共感を強め、彼らの感情の動きが、
観ている我々の心にも強く作用した
のだろう。

ここに、最後にもう一つ要素を付け加えたい。
それは、キャラクターの感情の動きが、
どこから生まれたのか
、ということだ。

それは、新海監督の心の中からなのだと思う。

1日15時間、半年間ひたすら作っていました。 体力的にはつらかったけれど、すごくいいものができている、という高揚感があった。 もしかしたら2000年以降で一番面白いんじゃないか、みたいな(笑)。 意図的に"脳内麻薬"が出せる状態に持っていかないと、きついんですよ。 これはすごい、これはすごいと興奮状態でしたね。

引用:新海誠監督が「君の名は。」の舞台裏を語った......「映画通に不評でも、大きな層を狙いたかった」 (3/4) - ITmedia ニュース

監督自身が、作り上げたストーリーに感動しているからこそ、
キャラクターの心も動き、それが観ている我々の心も動かした

のだろう。

現実を生きていて、泣くほど感動することは、
そう頻繁にあることではない。
(あったらすばらしいと思うが)

だからこそ、そんな感動を感じさせてくれるキャラクターが、
ストーリーが、とても心地よかった
のだ。うれしかったのだ。

多分これが、自分がこの作品に強く惹かれた理由なのだろうと、
ここまで書いて、やっとわかってきた。

新海監督自身が、以下のように語っているように、
クリエイターの立場の人からは、
様々な意見も出ているようだ。

オープニングシーンはサービスのつもりです。たぶん、この作品は音楽も物語のテンポも過剰な作品。(人気バンドの)RADWIMPSのようなロックをテーマ曲に採用したこともシネフィル(映画通)には不評かもしれない。でも、そういった層に背を向けられても、新しさや過剰さ、疾走感を「良い」と思ってくれる大きな層を狙いたかった。そういう意味では、僕の決意表明のようなものです。

引用:新海誠監督が「君の名は。」の舞台裏を語った......「映画通に不評でも、大きな層を狙いたかった」 (3/4) - ITmedia ニュース

それでも私は、これだけ多くの人が
「気持ちよく劇場を出てもらえる作品、
劇場を出たときになにかがすこし
ポジティブに変わっているような作品」

になったというのは、すばらしいことだと思う。

心に残る、すばらしい作品をありがとうございました。

みなさんの「このシーンに感動した」というところを、
web拍手のコメントから教えてもらえるとうれしいです。

こうなると、気が早くも次の作品も期待してしまうのだが、

自分としては、この先、もう1本か2本はサービスに徹した作品を作りたい。映画の世界で、自分の居場所や役割、もっというと日本社会の中で、自分の公共的役割を見付けていかないといけない年齢になった気がするんです。

引用:新海誠監督が「君の名は。」の舞台裏を語った......「映画通に不評でも、大きな層を狙いたかった」 (4/4) - ITmedia ニュース

ということなので、新海監督の次回作にも期待したい。

これ以下に、この記事を書くにあたって参考にしたものを
挙げておくので、興味を持った方は、チェックしてみてほしい。

また、今回書ききれなかった、
もっと細かい考察を、続編として書く予定。
書きました! → 「君の名は。」の謎について考えてみた - うむらうす  


理解を深めるために(参考にした資料など)

サントラ

Universal Music =music= 2016-08-24
¥ 2,900

超オススメ。聞くたびに映画のシーンが思い出される。
外を歩いているときに「かたわれ時」とかかかったりすると、
視界がぼやけるので注意。
また、何回も鑑賞しているヘビーユーザーには、
「秋祭り」の音楽は精神攻撃になるので注意。

小説

新海 誠
KADOKAWA / メディアファクトリー 2016-06-18

100万部突破。
第三者的な視点で描かれる映画とは異なり、
三葉と瀧の視点から、それぞれの内面も語られている。
映画では、表情しかわからなかった彼らの内面が、
ああ、そういうことかとわかったり。

例えば、一度目の御神体からの帰り道、
三葉に入った瀧が、おばあちゃんに
「あんた今、夢を見とるなぁ?」と言われたとき、
瀧が何を考えていたのか、など。

理解を深めたい人には、オススメ。

Another Side(外伝的な小説)

このAnother Sideでは、
映画では詳しく描かれなかった、
三葉(瀧)のバスケ、バス停横のカフェづくり、
テッシーが三葉に協力的な理由、
町長説得(2回目)が成功した理由などがわかる。

特に、映画ではほとんど描かれなかった、
町長の内面が描かれていたのが、非常に良かった。
理解を深めたい人は、こちらもぜひ。

その他資料

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

新海監督や、安藤作画監督、キャラクターデザインの田中氏、
音楽のRADWIMPSのメンバーなど、製作スタッフのインタビューも
掲載されている。
ストーリーに沿った、映画のシーンも掲載されているので、
映画を見た気分が蘇るところもうれしい。
設定資料などもあり。

新海 誠Walker

新海 誠,コミックス・ウェーブ・フィルム
KADOKAWA/角川マガジンズ 2016-08-26
¥ 2,592

こちらも、インタビュー記事が掲載されている他、
新海監督の過去の作品についても紹介されている。

結局私は「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」
「言の葉の庭」も見るに至った。

「君の名は。」は、過去の作品の要素も
多く散りばめられているので、
興味を持った方は、どうぞ。

ユリイカ 2016年9月号

新海誠,神木隆之介,RADWIMPS,丹治匠,中田健太郎
青土社 2016-08-27
¥ 1,147

さすがユリイカ、ものすごく深読みしている人たちの論評が読める。
なるほどなぁ、という視点がいくつも得られた。
個人的には、木村朗子さん、藤津亮太さんの論評が、興味深かった。

参考にしたサイト

  1. 『君の名は。』大ヒットの理由を新海誠監督が自ら読み解く(上) 新海誠・映画『君の名は。』監督インタビュー|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン
  2. 新海誠監督が「君の名は。」の舞台裏を語った......「映画通に不評でも、大きな層を狙いたかった」 (1/4) - ITmedia ニュース
  3. 『シン・ゴジラ』と『君の名は。』と 〜あの日以降の日本と映画〜
  4. 映画『君の名は。』考察と評論 作品タイトルに込められたテーマとは? ※ネタバレあり!
  5. 『君の名は。』ネタバレ解説!ラストまでのあらすじや伏線、売上などを徹底考察します!
  6. 『君の名は。』深すぎる「15」の盲点
  7. 【ネタバレ】「君の名は」関連年表(アニメ版・小説版・スピンオフ小説版総合)