Purgeというコマンドがある
Macで使っていないメモリを解放する方法 | Macで遊んでるという記事を読んだ。
早速やってみた。
ターミナルで
「purge」
と打ってreturn押すだけ。
作業中は、5秒ほど?マウスクリックを受け付けなくなるが、
確かにガッツリ空きメモリが増え、
アクティブメモリもインアクティブメモリも減りました!
なんと!
で、「purge」って何?
Purge can be used to approximate initial boot conditions with a cold disk buffer
cache for performance analysis. It does not affect anonymous memory that has been
allocated through malloc, vm_allocate, etc.
for performance analysisとあるが、
要はディスクキャッシュ解放のためのコマンドみたい。
いいじゃないですか。知らなかった!
最近できたの?
September 20, 2005
あっれ〜。おかしいなぁ!おかしいなぁ!
(しきりに首をひねりながら)
Purge Memory作ってみた
私はこれまで、虹色カーソルグルグル対策として、
メモリの解放アプリをいくつか作って公開してきた。
(スワップファイルをなくそう4 - Release Memory2 (for Tiger) (うむらうす)など)
これらでは、「ディスクのアクセス権修」とか、
「locate.dbの再構築」とか、
「本来メモリ解放のためのものじゃないけど、解放されるからまぁいっか」
的な感じのコマンドを利用してきた。
でも、こんな「それ専用のコマンド」があるのなら、
これ使えばいいんじゃなかろうか?
で、自分用に作ってみたらちゃんと動いて効果もあった。
使ってくれる人もいるかもしれないので、公開しておく。
やってることはほぼこれまで通り4つで、
4番目を「purge」コマンドに変えただけ。
- Finder再起動
- Dock再起動
- Dashboard cache消去
- purge
これを「Purge Memory.app」とした。
ダウンロード
<追記>
わかばマークのMacの備忘録
のwakabaさんが、
アイコンをRetina Displayに対応したものに作り直してくださいました。
いつもありがとうございます!!
<追記ここまで>
<追記2>
Mountain Lionでは、「purge」コマンドでエラーが出るように
なってしまっているそうです。
Mountain Lionで使用する場合は、
ターミナルで以下のコマンドを順に実行してください。
cd /System/Library/PrivateFrameworks/CoreProfile.framework/Versions/A/Resources/Devices/ (一行で)
sudo ln -s osx-12.0.0.xml osx-12.1.0.xml
(参考:Mountain Lionでエラーがでるようになってしまったpurgeコマンドを直す方法 - Macの手書き説明書)
<追記2ここまで>
いくつものversionを作るのめんどくさかったので、通知はGrowl版のみ。
(コマンドプロンプト版とか別にいいですよね?)
使い方
zipファイルにしてあるので、ダブルクリックするなどして解凍し、
/ホーム/ライブラリ/Scripts/
に放り込んでおくと、スクリプトメニューからアクセスできるようになる。
スクリプトメニューの使い方は、↓の「方法2:スクリプトメニューに登録する」を参照のこと。
→AppleScriptの使い方(スクリプトメニューとユニバーサルパレット)
その他の説明はこちらを参照ください。
→Release Memory、Freemem Monitor、Freemem KeeperがSnow Leopardに対応
そしていつも通り、こいつがなにか暴走しても、
何の保証もいたしかねますので、ご利用は自己責任でお願いします。
なんかおかしくなったら「強制終了」してください。
また、フォアグラウンドの処理を5〜10秒ほど奪いますので、
DVD焼いているとか、そういう作業中には
起動しない方がよろしいかと思います。(特にKeeper)
あと「purge」コマンド実行のためには、
Xcodeが必要らしいで、ご注意を。
Xcodeのインストールについてはこちらを参照ください。
→Xcode 4.1 を AppStore からダウンロードしてインストール - Debian GNU/Linux 3.1 on PowerMac G4
ちなみに動作確認はMountainLion(10.8.1)でしかしてません!
おしまい。
関連記事:
・Release Memory for Leopardを作ってみた (うむらうす)
・アイコンを作っていただいた (うむらうす)
・空きメモリ確保AppleScript「Freemem Keeper」作った (うむらうす)
・スワップファイルをなくそう4 - Release Memory2 (for Tiger) (うむらうす)
・空きメモリ確保AppleScript「Freemem Keeper」作った (うむらうす)
・残り空きメモリ監視AppleScript「Freemem Monitor」作成 (うむらうす)