- アイデアのつくり方
- 発売元: ティビーエス・ブリタニカ
- 価格: ¥ 816
- 発売日: 1988/03
★★★★★
アイデアを作り出すための方法について書かれた、非常に薄い本。全部で100ページくらいで、しかも解説が1/4くらいあるので本編はもっと薄い。実質 60ページくらい。ビックリ。しかし内容的に薄いわけでは全くなく、むしろ無駄がそぎ落とされまくりエッセンスが凝縮された感じだ。「アイデアのヒント」と合わせてオススメ。
この本のエッセンスの一つは「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という原理。人は、自ら勝手に「これはこれにしか使わない」と制約をつけてしまっている。この制約を外し、いかに異なるものの関連性を見つけ出せるか、ということだろう。
もう一つのエッセンスは、アイデアを生み出す5つのステップについて。それは
- 資料収集
- 情報の咀嚼
- 寝かせる
- アイデアを思いつく
- アイデアを鍛える
の5つ。アイデアの部品となるパーツ(情報)をできる限り集め、考え抜き、あとは一旦忘れて無意識に任せるというもの。
「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」とは頭の片隅に留めておいてよいことだと思うし、5つのステップも知っておいて損はない。無意識に新しい組み合わせを思いつく過程には、睡眠中の脳の活動も関わっているのではないかと思った。
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