電車の中で眉間にしわを寄せまくって携帯をいじっている人がいたので、 哲学的な問題について携帯メールで議論しているのかな? とか思ってちょっと画面を見てみたらテトリスでした!
という軽いジョークで緊張もほぐれたところで、 話題のPana Waveのサイトを見てみました。 なんとも興味深い記述が満載で、あまりのおもしろさに小一時間没頭して読み終えてしまいそうなのですが、 まだ最初の数ページしか読んでいないのが残念でなりません。
それでは、スカラー波の説明を見てみましょう。
スカラー波とは「特殊な電磁波」で「電磁波を重ねることによって人工的にスカラー波を発生できる」そうです。
文面だけではちょっとわかりにくいのですが、
イラスト付きの次の文章で簡潔に説明がなされています。
「わたしは、電磁波Aです。」
「わたしは、電磁波Bです。電磁波Aより遅れて産まれました。」
「おれは、スカラー波だ!」
一人称の違いから、スカラー波と普通の電磁波が異なっていることは一目瞭然です。
次のページには、スカラー波についてもうすこし詳しく説明されています。
電磁波は電場測定機、磁場測定機を用いて計測できますが、
スカラー波はこれらの測定器では計測できないそうです。
その時点で「スカラー波は電磁波ではないのではないか?」と思ってしまいがちですが、
スカラー波は「特殊な電磁波」だからOKです。
このことは、磁場測定機に擬人法を用い、電磁波に対して
「きみたちは、1.2ミリガウスだよ。」
スカラー波に対して
「きみたちは、計りにくいよ!」
と言わせることで、明瞭に表現しています。
「スカラー波は方向性を持たず、他の媒体(電気、光、風など)によって搬送される」そうです。 方向性を持たない時点でやはり電磁波ではないのではないかと思ってしまいがちですが、 やはり特殊な電磁波なのでOKです。気をつけましょう。
光は電磁波の一種ですので、電磁波が電磁波の媒体となるということになってよくわからなくなったり、 電磁波は光速で進むのに風に乗って運ばれて光速を越えちゃったりなんかしたらまずくない? とか思ってしまいがちですが、やはり特殊な電磁波なのでその辺の制限は一切ありません。 気をつけましょう。
次。スカラー波は「すべての物質に入り込み、溜まり、特に水はよく吸収する」そうです。
さらに「溜まったスカラー波はその物質の吸収限度を超えると逆に放出される」そうです。
まず電磁波が止まっていられるというのが非常に新鮮な驚きですが、 そこはそれ特殊な電磁波ですから何の問題もありません。 また物質に吸収されて止まってしまったら、電磁波のエネルギーhν=hc/λはcが0なので(この時点ですごい) 0になってしまいそうですが、それはもうおわかりのように特殊ですから。
また、光(光子)はボーズ粒子なのでパウリの排他律には縛られず、 同じ状態に入れる数に制限はないはずですが、 そんな甘いことを言っているようでは特殊な電磁波であるスカラー波を語ることはできないのは、 皆さんおわかりの通りです。
ということで、スカラー波は科学的に何の問題もないことがわかりました。 久しぶりに科学の深遠を垣間見た気分で、まさに目にウロコ装着!しかも3重に!といった感じです。
疲れたのでもう寝ます(寝込みます)。