「ダイナモ」
何となく聞いたことはあるのですが、なんなのでしょう。 なんとなく発電機に関係があるっぽいイメージがあるのですが、 そんなあいまいな先入観とらわれていては自由な発想はできません。 そこで今日は一つ、豪快に羽ばたいてみようと思います。
さて、私は日本人ですからダイナモを漢字に直さなくては事は始まりません。
まず、「ダイ」は「大」に決まっています。
間違いありません。ここまではいいでしょう。
問題は「ナモ」なのですが、ここが解釈が分かれるところです。
説1 「大菜藻」
インド洋を中心に生息する、大きな海草です。現地名スバーニ。
多年生で、大きなものは一枚で畳一畳分にもなります。
異常発生した年には海底の植物の成長に深刻な悪影響を及ぼします。
その葉に受ける太陽光のエネルギーを利用して発電することができます。
説2 「大菜模」
大きな葉っぱに擬態することで餌を得るナナフシ科の昆虫です。
体長は15〜20、大型のものは30cmにも及びます。
一度擬態すると数時間は微動だにせず獲物を待ち続けることができ、
ハマってしまうと数日間動かないこともあります。
その何時間でも待ち続ける辛抱強さを電気エネルギーに変えることで発電することができます。
古くは古事記にも記述があるこのダイナモ、
1980年代迄は大菜藻派が主流だったのでした。
しかし最近の研究で「辛抱強さ変換酵素(patience translation enzyme)」を持つ微生物が発見され、
にわかに大菜模説が信憑性を帯びてきたようです。
我ながらツッコミどころ満載で、いい感じのうさん臭さに仕上がりました。
台じゃだめなのかよ、とか自分で思います。